老犬の介護とは?元気なうちから始める「環境づくり」

ベットを降りる犬
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14歳のトイプードルが突然ベッドに飛び乗れなくなった日

「うちの子は、病気知らずで元気いっぱいだから大丈夫」 そう信じていたのに、昨日の夜…
目の前で愛犬がベッドに飛び乗れず、床に叩きつけられるように落ちてしまいました。

こんなことは初めての事で、本当にびっくりしました。

来月で14歳を迎えるトイプードル。

人間で言えば70代を過ぎた「ハイシニア」です。

シャンシャン歩いているように見えても、少しずつ耳が遠くなり、筋力や視力は確実に変化していました。

昨日までできていたことが、今日突然できなくなる。

それが「老い」のリアルです。

もっと早くに気付けなかったのか…?

愛犬が転ぶ姿を初めて見たとき、申し訳なさとショックで胸が締め付けられる思いでした。

「もし留守番の時に怪我をしたら?」

「これからの介護、どう向き合えばいい?」

「夜泣きやトリミング、今まで通りでいいの?」

そんな不安を抱える飼い主さんのために、今回は14歳の愛犬が直面している身体の変化と、今日からすぐに実践すべき「命を守る環境づくり」について詳しく解説します。

ベッドを低くする・滑り止めを敷く。

そんな小さな「飼い主の気づき」が、愛犬との穏やかな時間を1日でも長く紡いでくれます。

犬の14歳は人間でいうと何歳?小型犬・大型犬の違い

犬の14歳は、私たちが想像する以上に「高齢」です。

犬種サイズ人間換算(目安)身体の状態
小型犬約72歳足腰の筋力低下が始まり、視力や聴力も衰えが見え始める時期。
大型犬約93歳以上14歳まで生きること自体が非常に稀。介護が必要なケースが多い。

トイプードルなどの小型犬は「元気に歩いている」ように見えても、実は瞬発力から衰えていきます。

ジャンプの踏み切りが甘くなったり、距離感が掴みづらくなったりするのは、筋力低下だけでなく視力の変化(深視力の低下)も関係しています。

早速、翌朝にベット撤去

お昼寝の時間は増えたもののまだまだ部屋を駆けずり回るほどの元気があるのに。

昨夜のような落ちる姿を見たのは初めて…危険を感じて、今日は朝からベットの撤去に取り掛かりました!

急遽の対処なので仕方なく、フローリングに直接マットを置きました。


ステップ台より、低いベットに…

高さは30センチ以下になりました!

私自身が腰の上げ下ろしがきついかなという高さですが…愛犬優先です。

これで安心かどうかは分かりませんが とにかく飼い主ができることは、防げる危険を取り払うこと。

落ちてから気づくなんてほんとに申し訳なく思ってしまいました。

「犬の介護」は寝たきりからではない

「介護」と聞くと、寝たきりの世話を想像しませんか?

しかし、実は「怪我をさせない環境作り」こそが介護の第一歩です。

  • 段差をなくす
  • 滑る場所をなくす
  • 体温調節を助ける

これらは立派な「予防介護」です。

今回の「ベッド撤去」は、愛犬の寿命を延ばすための介護アクションといえます。

ベッドを低くしてマット直置きにしたことで、「元気だけどシニアに入りつつある子への介護の第一歩」はしっかり踏み出せている状態です。

シニア犬の飼い主が必ず実践している「3つの安全対策」

元気なシニア犬ほど、自分の衰えを自覚せずに無茶をしてしまいます。

飼い主が先回りして守ってあげてください。

① 「高さ」を徹底排除(30cm以下、理想は床直置き)

今回のように、ステップ台があっても、あまり使わずに「勢いで飛び乗ろうとする」のが犬の本能です。

失敗した時のダメージを最小限にするため、寝床は低く、周囲には衝撃を吸収するマットを敷くのが鉄則です。

(ベット撤去後の高さです)

ベットの高さ

② 「滑り止め」の再点検

フローリングはシニア犬にとって氷の上と同じです。

シャンシャン歩けているようでも、踏ん張る力が弱まると、ふとした瞬間に股関節を痛めます。

カーペットやジョイントマットを、歩く動線すべてに敷き詰めましょう。

ベットの下にマット

(ベットの下に更にマットを敷きました)

③ 「視覚・聴覚」の補助

耳が遠くなると、後ろから触られた時に驚いて転倒したり、パニックになったりします。

声をかける代わりに「床をトントン叩く振動」で合図を送るなど、新しいコミュニケーションに切り替える時期です。

盲点!家の中に潜む「意外な危険箇所」

  • 玄関の上がり框(かまち): 散歩の行き帰りの小さなジャンプが、蓄積疲労に繋がります。
  • ラグのめくれ: わずかな段差に爪を引っ掛けて転倒するケースが増えます。
  • 家具の隙間: 目が悪くなると、狭い場所に入り込んでバックできず、パニックになることがあります。

    小型犬は特に、小さな段差が大きく感じますので犬目線で見てあげるようにしたいと思います。

老犬のトリミング事情:「清潔」と「負担軽減」のバランス

14歳になると、数時間のトリミングはフルマラソンを走るほどの体力消耗になります。

  • 「完璧なカット」より「時短」を優先

    シニア犬に長時間の立位は禁物です。

    トリマーさんには「足腰が弱いので、形よりも早さを優先してほしい」「座ったまま、寝かせたままできる範囲で」と明確に伝えましょう。

  • お家ケアの重要性

    サロンの回数を減らすため、お尻周りや足裏の毛だけをご自身でカットする「部分ケア」に切り替えるのも手です。


  • シニア専門・出張トリミングの検討

    移動のストレスを減らすため、自宅に来てくれる出張トリミングや、獣医師が常駐する動物病院併設のサロンを選ぶ飼い主さんが増えています。

老犬介護を乗り越えるコツ:飼い主が「頑張りすぎない」こと

人と同じく犬の介護もマラソンです。

愛犬のために自分を犠牲にしすぎると、共倒れしてしまいます。

  • 「70点の介護」を目指す

    完璧にやろうとせず、少しぐらい汚れていても、少しぐらいお惣菜(犬用トッピング)に頼ってもOKです。

  • 文明の利器をフル活用

    「マナーベルト(おむつ)」は、汚れ防止だけでなく、飼い主の掃除の負担を減らす「心の安定剤」になります。

    最近のオムツは高性能で、肌荒れしにくいものも多いです。

  • 一人の時間を確保する

    もし留守番が心配なら、ペット見守りカメラを導入しましょう。

    スマホで様子が見えるだけで、外出時の罪悪感や不安が劇的に減ります。

    介護やお世話と感じないで「今まで以上に絆が深まる時間」と思って接して上げられるといいですね。

シニア犬の食事:ロペ(ROPE)の次に検討したいフード

以前ご紹介した「APPE(アペ) 40g×12袋 高嗜好性栄養補給 犬猫用 アース・ペット」も素晴らしいですが、14歳からの食事は「消化の良さ」と「関節サポート」が鍵になります。

◆シニア犬に人気があるご飯◆

このこのごはん
小型犬特有の目元や毛並み、シニアの消化を考えた国産無添加フード。

ピッコロ
シニア犬専用に開発された高タンパク・低脂質フード。関節成分(グルコサミン・コンドロイチン)が豊富です。


手作り食のトッピング
水分摂取量が減るシニア期には、いつものドライフードに「ぬるま湯」や「犬用ウェットフード」を混ぜて、食事から水分を摂らせる工夫も有効です。

👇以前投稿した記事です、シニア犬のごはんについて是非、参考にしてください👇

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