前回までの記事で「PayPayが世界へ向かっている」とお伝えしてきました。
【PayPay最前線】シリーズ vol.3
前回までの記事で「PayPayが世界へ向かっている」とお伝えしてきました。
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そしてついに、その「世界へ」が現実になりました。
2026年3月12日、PayPayがナスダックに上場した
「ナスダック」という言葉、聞いたことはあるけど正直よくわからない…という方も多いと思います。
私もそうでした…
まずそこから説明しますね。
ナスダックとはアメリカの株式市場のことで、Apple・Google・Amazonといった世界的なIT企業が並ぶ、いわば「世界最高峰のIT企業の集まり」です。
そこにPayPayが仲間入りしたということです!
しかも米国市場に上場する日本企業としては過去最大規模のIPOになりました。
「IPO」とは「新規株式公開」のことで、要するに「PayPayの株を世界中の人が買えるようになった」ということです。
値段はいくらだったの?
ティッカーコード(株の名前のようなもの)は「PAYP」、公開価格は1株16ドル(約2,500円)でした。
「ティッカーコード」というのは株式市場での識別名のようなものです。
PayPayは「PAYP」、アップルは「AAPL」、テスラは「TSLA」という感じで、世界中の投資家がこのコードで株を取引します。
上場初日の結果は?
結論から言うと、好スタートでした。
上場初日、PayPay株は公開価格16ドルを13.5%上回る18.16ドルで取引を終えました。
終値ベースの時価総額は約121億ドル、日本円で約1兆9000億円となりました。
「時価総額1兆9000億円」と言われてもピンとこないかもしれませんが、これは日本の大手企業に匹敵する規模です。
しかも中東紛争が世界市場を混乱させリスク心理を圧迫する中でも、公開価格を上回って取引を終えました。
世界が不安定な状況でもしっかり評価されたということです。
実は上場までに波乱があった
ここだけの話、今回の上場はすんなりいったわけではありません。
もともと昨年12月に上場予定だったのですが、米政府機関の閉鎖により審査が遅れていました。
さらに直前には中東情勢の緊迫化でロードショー(機関投資家向けの会社説明会)の延期も報道されました。
そうした不安定な相場環境の影響で、公開価格は当初の仮条件だった17〜20ドルを下回る16ドルに決まりました。
「思ったより安くなってしまった」という側面もあったわけです。
でもそれでも上場初日に13.5%上昇したのは、世界の投資家がPayPayの将来性を高く評価しているということの表れだと思います。
主幹事はそうそうたるメンバー
今回の上場を支えた主幹事はゴールドマン・サックス、JPモルガン、みずほ、モルガン・スタンレーという、世界トップクラスの金融機関たちです。
「ゴールドマン・サックスが関わる案件」というだけで、世界中の投資家が注目する話になります。
それだけPayPayが本気の勝負に出たということです。
これって私たちユーザーには関係あるの?
「株の話でしょ、私には関係ない」と思った方もいるかもしれません。
でも実はこれ、私たちユーザーにもじわじわ影響があります。
上場によってPayPayは世界中から資金を集められるようになりました。
その資金をどこに使うかというと、サービスの改善・海外展開・新機能の開発です。
つまり「PayPayをもっと便利にするためのお金が増えた」ということです。
vol.2でお伝えしたVisaとの提携…
vol.3でお伝えした韓国進出…
そしてこれから広がっていく海外展開…これらすべてが今回の上場で集めた資金によって加速していきます。
日本からPayPay株を買えるの?
「せっかくだから株を買ってみたい」という方へ。
結論から言うと、日本の証券会社でも買えます。
三菱UFJ eスマート証券など一部の証券会社が取り扱いを開始しています。
米国株を扱っている証券会社で「PAYP」と検索すると出てきます。
ただしこれは投資の話になりますので、ここでは「買える」とだけお伝えして、判断はみなさんにお任せします。
投資は自己責任でお願いします。
「使えない店が増えた」から始まったシリーズが、ここまで来た
vol.1で「近所のパン屋さんでPayPayが使えなくて変な汗をかいた」という話から始まったこのシリーズ。
あの小さな出来事から調べ始めたら、PayPayが世界最大級の株式市場であるナスダックに上場するところまで話が広がりました。
使えない店が一部増えた一方で、世界中の投資家から注目される企業になっていた。
「負けていなかった」どころか、「世界舞台に立った」という話です。
今日の一歩が未来を変える——PayPayもそれを証明してくれた気がします!
次回vol.4以降では「ナスダック上場後、PayPayのサービスはどう変わっていくのか」を一緒に追いかけていきたいと思います。
情報は2026年3月13日時点のものです。株価や市場情報は常に変動します。投資は自己責任でお願いします。
← vol.4「PayPayは負けていなかった。商店街で気づいた本当の強さと韓国進出の話」(近日公開)
vol.5「ナスダック上場後、PayPayはどう変わる?」只今準備中です!
