イノシシ肉が美味しすぎる理由|メリット・デメリットと駆除の必要性
皆さん、「イノシシの肉(猪肉)」を食べたことはありますか?
「獣臭そう」「お肉が硬そう」というイメージを持っている方も多いかもしれません。
かつて東京・両国の老舗ジビエ店「もゝんじや」でぼたん鍋を食べたとき…
結果としては、「美味しかった」とは言い切れない体験でした。
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しかし今、私はそれを遥かに凌駕する「究極のイノシシ肉」に出会ってしまったのです。
今回は、50代前半にして週末ごとに罠を仕掛けに山へ入るという、バイタリティの塊のような私の女友達のお話。
そして、彼女から分けてもらう最高に美味しいイノシシ肉の魅力や調理法、さらに、私たちが知るべき「イノシシ駆除」の切実な裏側について詳しくお届けします!
1. 50代女子が週末ハンターに!本当にイノシシを獲り始めた友人の話
両国のもゝんじやで「いつかイノシシを自分で獲ってみたいんだよね」と彼女が語っていたのは、まるで昨日のことのようです。
当時は「まさか、本当に?」と驚き半分で聞いていましたが、有言実行。
彼女は今、本当に現役の週末ハンター(罠猟師)として活躍しています。
週末になると山へ向かい、罠を仕掛け、イノシシを捕まえる。
50代前半とは思えないその凄まじい行動力と生きる活力には、いつも刺激をもらうばかりです。
時折見せてもらう「仕留めた瞬間」の刺激的な画像や動画からは、大自然と対峙する命の力強さが伝わってきます。
そして何より素晴らしいのが、彼女が仕留めて処理したお肉のクオリティです。
モモ、スジ、スネなど、食べ比べができるように綺麗にスライスし、真空パックで冷凍してプレゼントしてくれるのです。


2. 老舗を超える美味!新鮮なイノシシ肉の驚くべき調理法
彼女からもらうイノシシ肉は、お店で食べるものとは比べ物にならないほど美味しいのです。
その理由は、徹底した迅速な血抜きと、抜群の鮮度管理にあるのだと思います。


一般的に「獣の肉は臭い」と思われがちですが、適切に処理された新鮮なイノシシ肉は、驚くほどアクが出ず、一切臭みがありません。
私が実際に試して感動した、おすすめの食べ方をご紹介します。
① シンプルイズベスト!「塩コショウ焼き」
友人イチオシの食べ方がこれ。
スライスを普通に焼いて塩コショウだけでいただきます。
最初は「少し硬いかな?」と思いましたが、噛めば噛むほどお肉本来の濃厚な旨味が溢れ出し、箸が止まらなくなります。

② 贅沢の極み!「塊肉のぶつ切り 醤油わさび」
先日、捕れたて新鮮な「塊肉」をもらいました。
これを贅沢にぶつ切りにしてフライパンで焼き、粗塩で味付け。
シンプルに醤油とわさびを添えて口に運ぶと……そこはもう、高級料亭をも凌ぐ最高の贅沢空間。
脂の甘みとお肉のコクが、わさびでキリッと引き締まります。



③ 魔法のように柔らかくなる「長めの煮込みカレー」
残ったお肉は冷凍し、後日カレーにしてみました。「煮込めば煮込むほど柔らかくなる」というアドバイス通り、少し長めにコトコトと煮込んでみると……これが大正解!


驚くほど柔らかくなり、イノシシの出汁が溶け込んだ最高に美味しい極上カレーが完成しました。
猪の肉からのアクですが、下の写真程しか出ません。


じっくり煮込めば煮込むほど柔らかくなるイノシシ肉。
そんな極上のジビエ肉に合わせるなら、市販の定番ルウではなく、スパイスの奥深いコクが楽しめる「おとなのためのカレールウ」が絶対にイチオシです!
私がイノシシカレーに使って感動したのが、こちらの特別なカレールウ。

キャニオンスパイス おとなのためのカレールウ。 中辛 150g ×2箱 カレールー スパイシー スパイス
この「キャニオンスパイス おとなのためのカレールウ(中辛)」は、化学調味料や着色料を使わず、厳選されたスパイスの香りとお肉の旨味を引き立てる本格派。
一口食べると、ただ辛いだけではない、スパイスの爽やかな香りと奥深いコクが口いっぱいに広がります。
この上品でビターなスパイシーさが、イノシシ肉の濃厚な旨味と見事に調和して、まるでお店で食べる「高級ジビエカレー」のような仕上がりになるんです。
がっつりお肉の美味しさを堪能したい大人のための、まさに贅沢なカレールウ。
まとめ買いしておくと、こだわりのカレーを作りたい時に重宝しますよ!
3. イノシシ肉のメリット・デメリット
ここで、イノシシ肉(ジビエ)の栄養面や安全性のメリット、そして扱う上でのデメリットを整理してみましょう。
イノシシ肉のメリット
1. 高たんぱく・低脂質で栄養価が高い
猪(イノシシ)肉は豚肉とさほど変わらないカロリー・脂質ですが、鉄分はなんと4倍、ビタミンB12が3倍というデータもあり、貧血予防や疲労回復が期待できる食材です。
また、イノシシ肉はカルニチンとアンセリンが多く含まれており、これらは疲労回復に効果的な成分とされています。
カルニチンが豚肉の3.6倍ほど含まれており、運動後の体や夏バテ気味の体にも嬉しい食材です。
2. ホルモン剤・抗生物質の心配がない天然肉
イノシシは天然の野生動物のため、輸入肉などで指摘されることがある成長促進目的の薬剤投与とは無縁です。
何を食べて育ったかが分からない不安がなく、「安全・安心な肉」として食べられるのは大きな魅力です。
3. 臭みが少なく食べやすい
きちんと血抜き・処理された個体は、想像していたような獣臭さがほとんどありません。家庭で焼く、煮込む、カレーにするなど、普段の料理にも違和感なく取り入れられます。
4. 煮込むほど柔らかくなる
脂身が一番美味しく煮込めば煮込むほど軟らかくなり味が出るという特性があり、カレーやシチュー、煮込み料理との相性が抜群です。
イノシシ肉のデメリット・注意点
1. 個体差が大きい
野生動物のため、年齢や捕獲時期、餌となる環境によって肉質に差があります。
同じ「イノシシ肉」でも、硬さや脂のノリが個体ごとに異なる点は理解しておく必要があります。
2. 処理の質に味が大きく左右される
血抜きや解体のタイミング・技術が不十分だと、臭みが強く出ることがあります。
信頼できる処理施設やハンターから入手することが、美味しく食べるための重要なポイントです。
3. 流通量が少なく入手しにくい
スーパーなどでは基本的に流通しておらず、ジビエ専門店や直売所、知人からの分けてもらう機会など、入手ルートが限られています。
4. 寄生虫・感染症リスクへの注意
野生動物である以上、E型肝炎ウイルスや寄生虫などのリスクはゼロではありません。
中心部までしっかり加熱することが基本で、生食は避けるべきとされています。
家庭で調理する際も、十分な加熱を心がけましょう。
4. なぜ駆除が必要なのか?田畑を荒らすイノシシの脅威
友人が行っているイノシシ猟は、単なる趣味やレジャーではありません。
現在、日本の農村部では、イノシシやシカによる農作物の被害が死活問題となっています。
過疎化や高齢化によって耕作放棄地が増え、山と人里の境界線が曖昧になったことで、イノシシが我が物顔で田んぼや畑に現れるようになったのです。
せっかく一年かけて育てたお米や野菜が、収穫直前に一晩で全滅させられるという悲劇が後を絶ちません。
「可哀想だから駆除しなくても……」と思う方もいるかもしれませんが、もし駆除をしなければ、日本の農業は崩壊し、私たちは国産の美味しいお米や野菜を食べられなくなってしまいます。
5. 知られざる恐怖:田んぼにイノシシが入ると「全滅」する理由
特に深刻なのが「田んぼ(お米)」への被害です。 実は、イノシシが田んぼに入ると、「そのまわりの稲がすべて出荷不可能(全滅)」になってしまうという、恐ろしい現実があります。
なぜ、食べられた部分だけでなく、周囲一帯がダメになってしまうのでしょうか?
理由は主に2つあります。
① 強烈な「獣臭(泥浴びの臭い)」の付着
イノシシには、体に付いた寄生虫を落とすために、泥を体にこすりつける「泥浴び(ヌタ打ち)」という習性があります。イノシシの体臭や、彼らがまとっている泥は強烈な獣臭を放ちます。
この臭いが、成長中のみずみずしい稲穂や泥水に一度移ってしまうと、お米全体に臭いが染みついてしまい、とても人間が食べられる状態ではなくなってしまうのです。
② 排泄物(糞尿)による衛生上の問題
イノシシが田んぼの中で糞尿をまき散らすことで、水が汚染されます。
野生動物の排泄物には、前述したウイルスや寄生虫、病原菌が大量に含まれているため、衛生上の観点から「その水系にある周囲の稲はすべて出荷できない」という厳しい判断を下さざるを得なくなります。
農家さんにとって、これほど残酷なことはありません。
だからこそ、私の友人のようなハンターによる計画的な駆除が、どうしても必要なのです。
6. まとめ:命をいただく感謝と、ジビエの未来
不謹慎かもしれませんが、イノシシ肉を食べるたびに「なんていいものを食べているんだろう」と感じずにはいられません。
害獣として駆除された命を、ただ廃棄するのではなく、高い技術で最高の食材へと昇華させ、私たちが美味しくいただく。
これこそが、命に対する最大の敬意であり、これからの持続可能な社会(SDGs)にもつながるアクションです。
田畑を守るために日々奮闘する農家さん、そして山を駆け回って命を繋ぐ50代の頼もしい友人ハンターに心から感謝しつつ、今夜も残りのイノシシ肉をじっくり煮込みたいと思います。
皆さんももし、信頼できるルートで手に入った新鮮なイノシシ肉に出会う機会があれば、ぜひ「塩コショウ焼き」や「煮込み」で、その本当の美味しさを味わってみてくださいね!
