手荒れ・あかぎれ・かかとのひび割れはなぜ起きる？原因と改善策

2025年11月22日

乾燥の季節、あかぎれが止まらない人へ

11月に入って、空気の乾燥で手やかかとの荒れが一気に進みました。

「クリームを塗っているのにカサカサが止まらない」「ひび割れて痛い」と悩む人も多いと思います。

実は、あかぎれは単なる乾燥だけでなく、水分不足や油分バランスの乱れも大きく関係しています。

特に乾燥肌の人は、体の中も乾いているケースが多く、水分摂取量が少ないと肌の潤いを保てません。

まずは内側と外側、両面からケアすることが大切です。

なぜ「ひび・あかぎれ」は起きるのか　仕組みと私の実感

そして肌表面は、目に見えない大切な「バリア」で守られています。

外気・洗剤・摩擦など外からの刺激を防ぎ、体内の水分を逃がさないようにしてくれています。

しかし、このバリアは季節や行動など、体の中の状態で簡単に弱くなってしまうのです。

「バリア」が弱くなると水分がどんどん失われて、角層（肌の一番外側）が乾いて硬くなってしまいます。

そして、柔軟性を失った皮膚に小さな亀裂が入り、更に深くなると「あかぎれ」となります。

冬の空気がカラカラに乾くと、この流れが起きやすくなってしまうのです。

私自身も冬が近づくと、毎年のように…ひび・あかぎれ・かかとのひび割れに長年悩まされ
「今年もこの季節が来たか…」と思わずため息が出ます。

手や足に使っている、クリームです。　特にキャプパイロールHiは、まとめ買いをして使用しています。

手荒れ・あかぎれ・ひび割れは「バリア機能の低下」から始まる

まず知っておきたいのが、肌はもともと「外の刺激から守り、水分を逃がさないためのバリア」を持っているということです。

ところが、冬になると空気が乾燥し、暖房で室内の湿度も低下します。

この乾燥が続くと、皮膚の表面にある角層の水分がどんどん奪われ、柔軟性が失われてしまいます。

その結果、カサついた肌に細かい亀裂が入り、それが深くなると あかぎれ・ひび割れ に。

私が「パックリ」と指先が割れたあの痛みを経験するのも、まさに冬のはじまり11月からです。

常に、バッグやポケットに入れているハンドクリームです。
用途別に、ニオイのないものや、油分の多いもなどを使い分けています。

手荒れの原因は「季節」だけではない

長年悩む中で、私が気づいたのは…

「季節＋生活習慣＋体質」 の４つが合わさって悪化させている、ということです。

1. 水や洗剤、アルコールによる刺激

食器洗い・掃除・手洗い・アルコール消毒…。

どれも日常に欠かせませんが、皮脂や水分を奪ってしまう「刺激」にもなります。

私も家事が多い日や消毒の回数が増えた翌日は、必ず指先が乾いていました。

2. 冬の乾燥

外気が冷たく乾燥し、さらに室内では暖房で湿度が低下します。

皮膚の水分が逃げやすい環境が整ってしまうんです。

3. 摩擦・負荷

紙を扱う仕事、靴の圧迫、スマホの操作など…

「そんなことで？」と思うような細かな摩擦も積み重なると刺激になります。

4. 体質や年齢

もともと乾燥しやすい体質、アトピー肌、加齢による皮脂量の低下などは、確かに影響します。

私も、どれだけケアしても改善しなかった時期は「体質なんだ…」と半ば諦めていました。

でも、実際は 体質そのものより、生活習慣への影響のほうが大きい と後でわかりました。

「体質だから治らない」は半分ウソだった話

もともと乾燥しやすい私は、ずっと「体質」のせいだと思っていました。

「ケアしていない日が続いたときだけ、ひどくなっている」

逆に言えば…

・手洗い後には、すぐ保湿をする

・寝る前に油分の多いクリームを塗ってでフタをする

・ひどい時期は手袋・靴下で密閉

これらをした日は、翌朝の状態が明らかに違います。

つまり、「体質だから無理」というより「ケアの積み重ねで変わる部分が大きい」ということでした。

長年の試行錯誤でようやく辿り着いたケア方法

● 水分→油分の「順番」が一番大事でした

いちばん効果を感じたのは、
ローションで水分補給 → その上から油分でしっかりフタ の順番。

この順番を守るだけで、乾燥のスピードがガクッと落ちました。

スポジが付いているローションタイプ、べとつきがなくいつでもサッと使用できます。

● ひどくなった時は「保護」が最優先

あかぎれや深いひび割れがあるときは、
キャプパイロールHiや傷パッドが本当に即効性が高かったです。

「痛みがある状態で保湿だけする」より、
まず 傷をガードして刺激を減らす ほうが治りが早いと実感しました。

● 夜の集中ケアは本当に効く

ベタベタするのが嫌で避けていたのですが…
「たっぷり塗って手袋・靴下で包む」をすると、翌朝がまったく違います。

布手袋をつけたまま寝ると、まるで指先が生き返るような感覚でした。

● かかとは「保湿＋ときどき角質ケア」

毎日、軽石などで削るのは逆効果ですが…

軽い角質ケアを「ごくたまに」行えば、更に保湿の入り方が変わります。

旅美人かかとつるつるクリームやコープつるつるフットローションも普段使いにちょうどよかったです。

使用タイミング	おすすめアイテム	特徴
日中	さっぱり系ハンドクリーム・ローション	ベタつきが少なく外出中も快適
就寝前	キャプパイロールHi・白色ワセリン	油分が多く、保湿持続力が高い
かかとケア	旅美人かかとつるつるクリーム・ナリスピュアーチェシリーズ	軽い使用感と保湿を両立