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外国人介護士が増える時代に50代が知っておくべき介護の現実|費用・羞恥心・精神的不安とその備え方

外国人介護士
目次

はじめに|「まだ先の話」と思っていませんか?

「介護なんて、まだ先のこと」

そう思いながら50代を過ごしていた私も、88歳の母を見ていて気づきました。

介護は突然やってくる。

準備していない人ほど、慌てる。

今、日本の介護現場は大きく変わっています。

外国人介護士が急速に増え、施設や在宅サービスの現場は、5年前とはまるで違う顔になりつつあります。

この記事では、介護の「本当のこと」

費用・羞恥心・精神的な不安を正面から見つめながら、 50代の今、何を準備しておくべきかを一緒に考えていきます。

日本の介護現場、今なにが起きているのか

外国人介護士はどのくらい増えているのか

厚生労働省のデータ(2024〜2025年時点)によると、特定技能「介護」だけで約4万4千人以上。

在留資格「介護」や技能実習なども合わせると、外国人介護職員は5.5万人超とされており、年々増加しています。

出身国はベトナム、インドネシア、フィリピンが中心です。

「私が入院したとき、担当の介護スタッフが外国の方だった」という経験をした方も、 これからはめずらしくない話になっていきます。

なぜここまで増えているのか

理由はシンプルです。

日本人の介護職員が、圧倒的に足りない。

介護の仕事は体力的にきつく、給与水準が他の職種より低い傾向が続いてきました。

若い日本人が介護職を選びにくい構造がある中で、外国人介護士の存在は、 今の日本の介護を支えるなくてはならない柱になっています。

介護が始まると直面する「3つの現実」

① 羞恥心—身体を他人に委ねるということ

介護を受けるとき、避けられない場面があります。

入浴介助では、裸の状態で体を洗ってもらいます。

おむつ交換では、排泄の介助を他人に委ねます。

これは、どれだけ丁寧なスタッフであっても、慣れるまでは相当な羞恥心を伴います。

「同性介助を希望したい」「言葉がうまく伝わるか不安」という気持ちは、 当然のことです。

施設側もプライバシーへの配慮は進んでいますが、人手不足の現場では、 希望通りにならないこともあるのが現実です。

この羞恥心を「仕方ない」と受け入れるか、「そういう場面をできるだけ遅らせるために今から動く」か…

ここが、50代の分かれ道だと私は思っています。

【関連記事】
杖をつく隣人の姿に見た「50代の分岐点」—10年後に後悔しないための3つの自立戦略

② お金—介護が始まってからかかる費用

介護が始まると、毎月の出費が大きく変わります。

以下は、生命保険文化センターなどの調査をもとにした目安です。

項目在宅介護(月額目安)施設介護(月額目安)
介護サービス費用約5〜6万円約13〜20万円
食費・居住費など自己負担少別途かかる
一時費用(初期)約47万円〜入居一時金0〜数百万円
介護期間の平均約55ヶ月(4〜5年)同左

介護保険で1〜3割負担になるとはいえ、年金生活の中でこの出費は非常に重くなります

「老後のお金」については、別の記事で詳しく書いています。

老後の資産形成についてはこちら
50代からでも間に合う!現実的な資産形成【コーストFIRE】の始め方

③ 精神的な負担—介護する側もされる側も

介護が始まると、本人だけでなく家族も消耗します。

  • 「誰かに頼ることへの申し訳なさ」
  • 「将来が見えない不安」
  • 「毎日の緊張感」

こうした精神的な重さを少しでも軽くするためにも、 今のうちから家族でオープンに話し合うことが大切です。

「どんな介護を望むか」「施設か在宅か」「費用はどう準備するか」。

気まずくても、元気なうちに話しておくことで、いざというときの混乱が大きく減ります。

外国人介護士との関わり方 不安をどう乗り越えるか

「言葉が通じるか不安」「文化が違って戸惑わないか」

こうした気持ちを持つのはごく自然です。

ただ、実際の現場では「明るくて丁寧」「笑顔でよく気がつく」という声も多くあります。

外国人介護士と上手に関わるポイントは、 ケアマネージャーや家族が事前に橋渡しをすることです。

希望(同性介助・言葉・食事の好み)を事前に文書で伝えておくだけで、 お互いのストレスが大きく減ります。

知っておきたい|介護認定の流れと「要介護になる主な原因」

介護が必要になる原因(厚生労働省データより)

  1. 認知症(約18%)
  2. 脳血管疾患(脳卒中など)(約16%)
  3. 高齢による衰弱(約13%)
  4. 骨折・転倒(約13%)
  5. 関節疾患(約11%)

この中で、生活習慣や日々の予防で防げる可能性があるものが多いことに気づきます。

認知症、脳血管疾患、骨折・転倒は、食事・運動・睡眠といった日常の積み重ねで リスクを下げることができます。

【関連記事】
カレーを食べると認知症リスクが下がる?日本人に多い理由・インド人に少ない真相、そして50代が今すぐ始めるべき予防

要介護認定の流れ(簡単に)

  1. 市区町村の窓口または地域包括支援センターに申請
  2. 訪問調査+主治医意見書
  3. 審査・判定(要支援1〜2、要介護1〜5)
  4. ケアプランの作成・サービス開始

「まだ元気だから関係ない」という段階でも、仕組みを知っておくだけで、いざというとき慌てません。

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今から動けば、まだ間に合う

介護の現実を知ると、怖くなります。

でも、知ることは武器になります。

50代の今できることは、大きく分けて3つです。

① お金の準備:介護保険の仕組みを理解し、老後資金の計画を立てておく

② 体の準備:フレイル(虚弱)予防のために食事・運動・睡眠を整える

③ 心の準備:家族と「介護のこと」をオープンに話しておく

体の具体的な準備については、次の記事で詳しく書いています。

→ 50代から始める、介護されない未来をつくる実践ルール 準備中(記事3へ)

老後のことばかりで疲れたら—趣味と楽しみも大切に

「老後の備え」を考えすぎると、気持ちが重くなることもありますよね。

私自身、最近は盆栽を始めて、気持ちの切り替えに役立てています。

土に触れて、植物の成長をゆっくり楽しむ時間は、意外なほど心が落ち着きます。

盆栽という趣味がもたらす心の豊かさ
「盆栽 盆景の世界」91歳の先生と学ぶ、癒しの時間
趣味として盆栽を始めてみました|盆栽の魅力に引き込まれる日々

老後の準備は大切。

でも今を楽しむことも、健康寿命に直結します。

たまには好きなものを食べに行くことも、立派な「健康のための時間」です。

たまの外食を楽しむ、罪悪感ゼロのすすめ
国産うなぎで夏のスタミナ補給!土用の丑の日が待ち遠しくなる

まとめ|介護の現実を「知る」ことが、最大の予防

テーマポイント
外国人介護士増加は現実。事前のコミュニケーションで不安は減らせる
費用在宅月5万〜、施設月13万〜。老後資金の計画が必要
羞恥心自然な感情。同性介助などの希望は早めに伝える準備を
精神的負担家族での事前の話し合いで大幅に軽減できる
介護原因認知症・骨折・衰弱が上位。予防できるものが多い

老後の不安を「なかったことにする」のではなく、 しっかり見つめた上で、今を元気に生きる。

それが、最終的には一番の介護対策になると思っています。

次回は、具体的に50代が今すぐ始めるべき体と生活の実践ルールをお伝えします。

→ 50代から本気で健康寿命を延ばす!介護されない未来をつくる実践ルール(記事3へ)準備中です!

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参考:厚生労働省データ、生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」等に基づく一般的な情報です。
個別の介護相談は地域包括支援センターやケアマネージャーへご相談ください。

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