4月から続く「終わらない5月病」の正体
「なんだか毎日、ずっと疲れている」「朝、起きるのが怖くてたまらない」
そんなふうに感じ始めたのは、4月の新年度が始まってすぐのことでした。
新しい環境、増えていくタスク。
本来なら5月になれば落ち着くはずなのに、私の周りは慌ただしさを増すばかり。
屋上の防水工事の手直しや修正に追われ、せっかくの休日も立ち会いや打ち合わせで消えていく。
「このくらいのストレス、みんな耐えているはず」「私が頑張れば、なんとかなる」
そう自分に言い聞かせ、コンビニ弁当で食事を済ませ、夜な夜なブログを更新する日々。
でも、その「当たり前」だと思っていた無理が、少しずつ、確実に私の自律神経を蝕んでいました。
今回は、自律神経の乱れから免疫力がどん底まで落ちてしまった私の実体験と、再確認した「香りの力」…
そして現在進行形で取り組んでいる東洋医学(鍼治療)の記録をお届けします。
もし今、あなたが「休みたいけれど休めない」と自分を追い込んでいるなら、どうか最後まで読んでみてください。
1. 予兆を無視し続けた代償:肩こりと「謎のめまい」
ストレスの原因は分かっています。
物理的な「時間のなさ」です。
家事も仕事も、やらなければならないリストは減るどころか増えていく。
深呼吸する時間すら惜しんで、目の前の作業をこなす。
そんな毎日を繰り返しているうちに、体は静かに、でもはっきりとサインを出していました。
最初に現れたのは、「バッキバキの肩こり」です。
単なる疲れだと思っていましたが、ある日突然、その肩こりに伴って、世界が回るような「めまい」に襲われました。
頭の奥がズーンと重くなり、思考が停止する感覚
自律神経は、私たちの意思とは関係なく、心臓の鼓動や呼吸、血流をコントロールしています。
過度なストレスがかかり続けると、この自律神経の「交感神経(アクセル)」が入りっぱなしになり、体が休まる「副交感神経(ブレーキ)」へ切り替わらなくなります。
私の体は、常に全力疾走のまま、ブレーキが壊れた車のような状態になっていたのです。
2. 免疫力の崩壊:35℃の低体温と「のどの菌」
ある朝、ついに限界が来ました。
体のだるさが尋常ではなく、鏡を見ると顔色は土色。
体温を測ると35.0℃という、驚くほどの低体温でした。
さらに追い打ちをかけるように、のどの激痛…声が全く出なくなってしまったのです。
病院での診断は、「のどに菌が入って炎症を起こしている」とのこと。
免疫力が低下すると、いろいろな炎症が出てくるものです。
「自律神経が乱れると、免疫力はここまで落ちるのか」
医師から言われたのは、自律神経が乱れることで毛細血管が収縮し、血流が悪化。
その結果、体温が下がり、ウイルスや菌と戦う白血球の働きが鈍くなるというメカニズムでした。
もともと低血圧で冷え性だった私の体は、外敵に対して「無防備な状態」になっていたのです。
3. とにかくできることから…とアロマを選んだ「香りの救急箱」
体調を崩してから、改めて「香りの力」の凄さを実感しました。
アロマ(精油)の分子は、鼻の奥にある嗅覚神経を通じて、ダイレクトに脳の「視床下部」へ届きます。
ここは自律神経を司る中枢。
つまり、「いい香り」を嗅ぐことは、乱れた自律神経を物理的に調整する最短ルートなのです。
私が今回の不調で、実際に救われた香りをご紹介します。
① 呼吸を深くする「ユーカリ」
のどの痛みと呼吸の浅さに悩んでいた私を助けてくれたのが、ユーカリです。
「ユーカリ・ラディアータ」と「ユーカリ・グロブルス」の主な違いは…
使用するシーンや目的に応じて選択が可能です。
使用の推奨
お子様の風邪や喘息、花粉症などには、ラディアータの方が適しているとされています。
成分の違い
「ユーカリ・ラディアータ」は1,8-シネオールの含有量が少なく、刺激が少ない精油です。
「ユーカリ・グロブルス」は刺激が強いことがあります。
香りの特徴
「ユーカリ・ラディアータ」は香りがマイルドで透明感があり、グロブルスよりも軽やかな印象を与えます。
特に「ユーカリ・ラディアータ」は刺激が少なく、免疫調整作用が期待できます。
枕元に1滴垂らすだけで、狭くなっていた気道がスッと通るような感覚になり、浅かった呼吸が深く、ゆっくりとしたリズムに戻っていきました。

② 心に「余白」を作る「ブレイクタイム」
生活の木のブレンド精油『ブレイクタイム』。
これにはラベンダーやベルガモットが含まれています。
ベルガモットは、アロマテラピーの世界では「天然の抗うつ剤」とも称されるほど、不安を鎮め、高ぶった感情をニュートラルに戻す力が強い精油です。


③ ズボラでも続けられる「Hinokiアロマキャップ」
「アロマを焚く元気すら残っていない」そんな時に活躍したのが、このヒノキキャップです。
ボトルに直接取り付けるだけで、木の温もりと精油の香りが穏やかに広がります。
道具の準備や片付けという「小さなストレス」を徹底的に排除することが、自律神経ケアには不可欠です。


4. どん底で出会った「東洋医学」と「鍼」の可能性
アロマや食事(納豆、ヨーグルト、ハーブティー)で必死にケアを続けていましたが、長年の蓄積は根深く、翌朝にはまた疲れが戻る…というループから抜け出せませんでした。
ついには、立ち上がった瞬間に目の前が真っ白になり、その場に倒れ込んでしまいそなほどに。
「ここまできて、ようやく休む決意ができた」というのが本音です。
そんな時、駆け込んだのが「鍼(はり)治療」でした。
東洋医学では、体の中を流れる「気・血・水」の滞りを解消することを目指します。
私の場合は、ストレスによる緊張で「血」が滞り、自律神経がパニックを起こしている状態でした。
初回の治療では、手足と頭に細い針を刺し、微弱な電流を流しました。
驚いたのは、治療が終わった後の「安心感」です。
劇的に体調が良くなったというよりは、「あ、今、自分の体が呼吸をしている」という感覚が戻ってきたのです。
先生からは「継続することで、低体温や低血圧も少しずつ改善し、免疫力が安定してくる」と言われました。
現在は定期的に通いながら、自分の体がどう変わっていくのか、実験のような気持ちで記録しています。
5. 今日からできる「免疫力を上げる3つのこと」
ありきたりになりますが、特別なサプリや道具に頼らず「今すぐできる」セルフケアです。
- 朝日を浴びて、セロトニンを予約する
カーテンを開けて光を浴びるだけで、夜の睡眠ホルモン「メラトニン」の原料が作られます。
自律神経の基本は、このリズムを刻むことです。 - 「白湯」で内側からスイッチを入れる
35℃の低体温だった私に一番効いたのは、1杯の温かい白湯でした。
内臓が温まることで副交感神経が優位になり、消化吸収能力も高まります。 - 「何もしない自分」を許す
スマホを置き、5分間だけ香りを嗅ぐ。
この「余白」の時間こそが、自律神経にとって最高の特効薬です。
おわりに:あなたの体は、あなただけのもの
「以前は一晩寝れば治ったのに」
「もっと頑張らなきゃいけないのに」
そんな焦りが、さらに自分を追い詰めてしまいます。
でも、風邪が長引いたり、疲れが取れなかったりするのは、あなたの体が「もう限界だよ、自分を大切にして」と必死に叫んでいるサインです。
好きな香りを取り入れる、プロの力を借りて血流を整える。
それは「明日を笑顔で過ごすための投資」です。
今、頑張りすぎている方々に…
スマホを置いて、深く深呼吸をしてみてください。
自律神経を味方につけて、少しずつ、「上機嫌な自分」を取り戻していたいと思います。
癒しの次は、体の中から「免疫力の土台」を作りませんか?
香りで脳をリラックスさせたら、次は「体そのもの」を元気にしてあげましょう。
私が低体温35℃、声が出ないほどの絶望的な不調から復活できたのは、アロマだけでなく「食事の力」があったからです。
「自律神経を整える食事」といっても、難しい料理は必要ありません。
私が実際に取り入れた、忙しくても続けられる発酵食品の選び方や、冷え性を克服するための食習慣をこちらの記事でまとめています。
香りで「心」を、食事で「体」を。
両方からアプローチすることで、不調はもっと早く、もっと楽に改善していくはずです。
自律神経の仕組みをもっと詳しく知りたい方はこちらもご覧ください
👉 [自律神経の乱れを改善する食事とは?疲れやすさ・不調を整える食習慣ガイド]