【長座するのもつらいあなたへ】身体が硬いのは卒業!

コンパクトストレッチと犬
目次

病気・ケガ予防と「らくちん股関節ストレッチ」

「身体が硬くて、床に座るのがつらい」「ストレッチが苦痛…」

そう感じている方は多いのではないでしょうか。

前回、「ホームローラーでおうちトレーニング」の記事をnote書いたあと…

思いのほか「ほぐすと体が軽い!」という感覚にハマってしまいました。



ただ同時に気づいたのが、「自分自身の股関節が全然動かない…?」という現実です。

床に長座るのもつらいし、ストレッチを始めても「痛い!」「続かない!」。

「お風呂上がりにやればいい」と頭では分かっていても、いざやろうとすると「痛い!」「続かない!」と挫折してしまいがち。

長年ほっておいた筋肉を動かすのは、本当に苦痛ですよね。

ですが、身体の柔軟性は、日々の生活の質(QOL)だけでなく、将来的な健康にも大きく関わってきます。

この記事では、そんなふうに挫折を繰り返していた私が、無理なく続けられる3つの習慣に出会った体験を書いてみます。

  • 身体を柔らかくするために、今日からできる「無理なく続けられる3つのこと」
  • 「身体が硬い」ことが招きやすい病気やケガ
  • 【これなら続けられる!】一番楽な股関節を柔らかくするトレーニングをご紹介します。

身体がやわらかくなるためにやること3個【頑張らないでOK】

「痛いストレッチ」は忘れてください。

身体を柔らかくする鍵は「継続」です。

ここでは、無理なく習慣にできる3つの方法をご紹介します。

① 「ほぐし」を最優先にする

テニスボールやホームローラーで筋膜リリース

硬い筋肉は、ガチガチに固まった「筋膜」に覆われています。

この状態では、引っ張るストレッチをしても、なかなか伸びません。

まずは、硬い部分をほぐして、筋肉に「伸びてもいいよ」と許可を出すイメージが大切です。

  • やる場所: 特にお尻、太ももの付け根、ふくらはぎなど。
  • 方法: テニスボールやホームローラーを床に置き、体重をかけながらゴリゴリと転がします。
    痛気持ちいいと感じる程度の圧で、数分間、硬い塊を溶かすように行いましょう。
  • ポイント: お風呂上がりなど、身体が温まっている時が効果的です。

② 「伸びる」より「緩む」を意識した静的ストレッチ:30秒キープ

ほぐした後、あるいは身体が温まった状態でストレッチをします。

重要なのは、「痛い」と感じる一歩手前で止めること。

「もっと伸ばさなきゃ」と無理に引っ張ると、筋肉は「切れる!」と反射的に縮んでしまい(伸張反射)、逆効果です。

方法: 軽く「伸びてるな」と感じる位置でピタッと止め、呼吸を止めずに30秒間キープします。

ポイント: 息を「ふぅー」と吐く時に、力を抜いて筋肉が「緩む」のを感じましょう。これを数セット繰り返します。

③ 立ち上がるついでに「伸び」をする:「ながら」ストレッチ習慣

「ストレッチの時間を取る」のが難しいなら、日常生活の動作に取り入れてしまいましょう。

:立ち上がる時: 椅子から立ち上がる前に、お尻や背中を軽く伸ばす。

歯磨き中: 片足を後ろに引いて、ふくらはぎやアキレス腱を伸ばす。

テレビを見ながら: 床に寝転び、軽く膝を抱えたり、股関節を開いたりする。

「ついでにやる」ことで、ストレッチへの心理的なハードルが大きく下がります。

硬いとどんな病気やケガになりやすいのか?

「身体が硬いだけ」と軽視されがちですが、柔軟性の低下は様々な不調やリスクにつながります。

慢性的な痛み(腰痛、肩こり)

硬くなった筋肉は血行が悪くなり、疲労物質が溜まりやすくなります。

特に股関節や太もも裏(ハムストリングス)が硬いと、骨盤が正しい位置を保てなくなり、猫背や反り腰を誘発

その結果、腰や肩への負担が増大し、慢性的な腰痛や肩こりを引き起こします。

ケガのリスク増大

スポーツや急な動作の際、筋肉が十分に対応できず、肉離れを起こしやすくなります。

特に冬場や準備運動不足の時などはリスクが高まります。

また、足首や股関節の柔軟性がないと、転倒や捻挫もしやすくなります。

代謝の低下と内臓機能への影響

筋肉は熱を作り出すだけでなく、血流を促すポンプの役割も担っています。

柔軟性が低下すると、全身の血行やリンパの流れが悪くなり、冷え性やむくみの原因に。

さらに、内臓を支える体幹周りの筋肉が硬くなると、内臓の働きが妨げられる可能性も指摘されています。

一番楽な股関節を柔らかく鍛えるためには?

床に座るのがつらい方にとって、股関節の柔軟性アップは最重要課題です。

股関節周りが硬いと、立っている時も座っている時も、腰や膝に余計な負担がかかります。

ここでは、「寝ながらできる」「座ってできる」一番楽で安全なストレッチをご紹介します。

【寝ながらできる】合蹠(がっせき)のポーズ(仰向けver.)

これは、股関節の付け根(内転筋群)を、重力に任せてじんわりと開くことができるストレッチです。

  • 仰向けに寝て、両膝を立てます。
  • 両足の裏同士を合わせ、膝を左右に開いて「ひし形」を作ります。(床に膝がつけなくても大丈夫です)
  • 両手を体の横に置き、「力を抜く」ことだけに集中します。
  • 痛みがなければ、この状態で1〜3分間、呼吸を止めずにキープします。
  • ポイント: 膝を無理に床につけようとせず、重力に任せて股関節の付け根の緊張が「緩む」のを感じましょう。
合蹠のポーズ

【座ってできる】あぐらからの前屈(イスver.でもOK)

このストレッチは、股関節だけでなく、背中や腰のストレッチも兼ねています。

  • 楽なあぐらの姿勢で座ります。(あぐらがつらければ、イスに座って行うか、クッションを敷いてお尻を高くして行いましょう)
  • 骨盤を立てて(背筋を伸ばして)一度大きく息を吸います。
  • 息を吐きながら、おへそを前に突き出すイメージでゆっくりと上体を前に倒します。
  • 手が届く範囲で床に手をつき、「気持ちいい」と感じる位置で30秒キープします。
  • ポイント: 背中を丸めるのではなく、股関節の付け根から前に倒すイメージを持つと、より股関節周りに効かせることができます。
あぐら

まとめ

身体が硬いのは、決して「悪いこと」ではありません…長年の体の使い方や習慣の結果です。

ですが、放っておくと生活の質を下げ、様々な不調を招くリスクがあります。

今日から始めるのは、痛いストレッチではなく、ほぐし(筋膜リリース)

「緩む」静的ストレッチ「ながら」の習慣化3つです。

特に寝ながらできる股関節ストレッチは、負担が少なく継続しやすいのでおすすめです。

「毎日5分、気持ちいいと感じるだけ」

この意識で、あなたの身体は必ず変化し始めます。

焦らず、ご自身のペースで柔軟な身体を手に入れてくださいね!

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