個人投資家は相場に、どのように振り回されてきたのか
最近の日本株市場は、政治と相場の関係を改めて思い知らされる展開が続いています。
報道で「高市トレード」「ご祝儀相場」といった言葉が飛び交い、日経平均株価はそのたびに上下動を繰り返しています。
市場は期待と失望を織り込みながら、いつものように振り回されている…そんな印象を受けます。
少し前を振り返れば、コロナショックやトランプ相場…
さらには前回の総裁選の時も「高市期待」で急騰した株が「石破ショック」で一気に急落。
あの時のジェットコースターのような値動きは、今でもはっきり覚えています。
現物株中心の私は、多少の下げなら何とか耐えてきましたが、もし信用取引をしていたら…と思うとゾッとします。
資金が少なかった時期に一度、追証の経験があり、証券会社からの催促メールの冷たさが今も忘れられません。
「含み益」と資産の本質 積み上げた利益は幻なのか?
それでも、ここ数年コツコツ積み上げてきた成果もあり、最近は資産の増え方に少しだけ余裕を感じています。
とはいえ、株価が日々変動する以上、「含み益」はあくまで「含み益」でしかありません。
簡単に、溶けてなくなってしまのです。
確定して初めて本当の資産と言える…心のどこかでそう自覚しています。
実際、先日話題になったアサヒホールディングスのサイバー攻撃など、想定外の出来事で株価が急落することも珍しくありません。
世界的なリスク要因…米国の金利政策
中国経済の減速、為替の急変…これらは個人の努力ではどうにもならない「相場の荒波」です。
そんな時には、資産家でない私は「途方に暮れるしかない」という現実に直面します。
お金は、お金持ちだけのもの?資産格差と日本株市場
「金は天下の回りもの」といいますが、実際にはお金はお金のあるところに回っている…
そう感じることが年々増えています。
世界の富裕層 1% が資産の半分近くを持つというデータもあります。
結局、資産のある人は下落時にも買い増しができ、さらに富を増やしていく。
一方、資金の限られた私は、躊躇したり、損切りを迫られたりします。
資産格差は、相場を通じてより広がっているように思えます。
資産家に近づくためには:投資・資産運用との正しい付き合い方
こうした現実を受けて、やはり「お金の集まる層」に一歩でも近づく努力が必要だと考えています。
その手段が、株式や投資信託といった資産運用です。
リスクを取りながらも、着実に積み上げていくことでしか道は開けません。
目先の値動きに一喜一憂せず、時間を味方につけて育てていくことが大切だと、この数年で痛感しています。
高市トレード後の相場・今後の日経平均の見通し
では、肝心の「高市トレード」…この先の相場はどうなるのでしょうか?
報道各社のデータを見る限り、政権期待による「ご祝儀相場」は短期的に1〜2%ほど上昇する傾向が見られます。
ただ、その後の相場は景気指標や企業業績の内容次第。
政局による一時的な買いが落ち着く頃には、利益確定売りが出て失速するパターンも多いのが実情です。
4万5,000円から4万7,000円台を視野に入れた強気相場維持の可能性が高まっているものの…
相場の失速リスクも念頭に置くべき段階と言えそうです。

個人投資家にできる最適な戦力と心構え
私自身、これまでの経験から「相場に一喜一憂しない」という言葉の意味を少しずつ理解し始めています。
自分の投資スタイルを維持していくこと。
市場は常に動き、ニュースや思惑で揺れる。
その中で自分の軸を持ち、焦らずに積み立てていくことこそ、最終的に生き残る道なのだと感じています。
明日からの相場が「ご祝儀相場」になるのか?
「一服相場」になるのかはわかりません。
でも、どちらに転んでも自分のペースで向き合う。そんな投資スタイルを貫いていきたいと思います。
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